「つち」を守る
私たちのくらしが便利になる一方で、いろいろな化学物質や人体に影響のある有害物質が生じます。これらが土に浸透することで、土地が汚れ、地下水や食物までも汚染されてしまいます。
ここにも、[くらしを守る]必要な調査があります。
とっても怖い土壌汚染
土壌汚染は、その害を非常に体感しにくい公害です。人間に有害な物質であるにも関わらず、視覚や嗅覚では体感しにくく気がついた時にはすでにかなり汚染されているケースが多くみられます。
また、土壌汚染は、土壌に浸透した有害物質が土壌に吸着したり、地下水に溶出したりして、長期に渡り蓄積・拡大することが多いのも特徴です。
<知ってますか?>土壌汚染はどんなところに多くて、どんな時に発生するのか?
一般的に、電気・電子・金属・化学製品等の製造工場やクリーニング事業所、研究所等は有害物質を取扱う頻度が高く、土壌汚染の可能性も多い傾向にあります。
有害物質を取り扱う容器や設備等の破損による漏洩、排水管の折損等による地下浸透等のほか、廃棄物の不適切な処理による漏出等の人為的な原因も挙げられます。